農産課では、冬期間に種馬鈴しょの病害調査を行っています。
前年に栽培された種馬鈴しょは、生育期間中に種子生産農家さんが何度も畑の中を歩きながら植物体を観察し、病気にかかった株を抜き取ってくれていますが、ごく僅かながら、ウイルス病や細菌性病害に罹病した株が残っている可能性もあることから、その状況を調査して、春からの病害防除対策に活用しています。
病害調査のうちウイルス病については、植物体から葉を採取しその搾汁液をエライザ法により検定する必要があることから、温室内に約20,000株の種馬鈴しょを植付けて栽培しています。