ネフエールとは?
ネフエールとはアゾスピリラム菌を含んだ微生物資材です。
ネフエール中のアゾスピリラム菌は植物の根に着生し、根の生長を促進する物質を生産します。その結果、根張りが良くなり、養分吸収が促進されます。この結果は、苗を圃場に移植した後も継続するため、増収が期待できます。
ネフエールは、平成17年~19年の3カ年にわたり、道内5研究機関(北大、畜大、北農研、中央農試、北見農試)と共同試験を行い、その効果が確認され、平成20年の北海道研究参考事項となっております。
アゾスピリラム菌とは
らせん状に運動する細菌で、植物の根に寄生する窒素固定菌です。窒素固定能は根粒に比べて低いのですが、植物成長ホルモンを分泌して根系の発達と養水分の吸収を促します。
てんさい用(10a用/1ha用)
ネフエールの根張り促進効果
ネフエールの生育促進・増収効果
ネフエールの散布により生育促進・増収効果が確認されました。
・過去の試験結果
ネフエール使用効果
ネフエール使用方法
ネフエールを水に混和し、育苗中の苗に1回散布します。
- 10アール用1本を10アール分の苗(ペーパーポット6冊)に使用します。
- 散布水量の目安は6~12リットル/10アール分ポット(6冊)です。
- 本葉展開期の散布が有効です。
- 本品は農薬との混用散布は出来ません。本品散布の前後5日間は農薬散布を避けてください。
- スミセブンPとの近接散布は可能です。
ネフエ―ル使用方法(例)
使用上の注意
- 本品の水溶液はその日のうちに使い切ってください。
- 有効期限内にご使用ください。
- 誤飲・誤食のないように注意してください。
ネフエール普及面積
「ネフエール」Q&A ※特に使用上の留意点など
Q1.「ネフエール」は農薬との同時または近接散布はできますか?
A.「ネフエール」は、生きた微生物資材ですので、殺菌剤との同時・近接散布はできません。「ネフエール」散布の前後5日間は農薬散布を避けて下さい。殺虫剤との同時・近接散布は可能です。
Q2.「ネフエール」希釈液が残った場合は、後日の使用もできますか?
A.生きた微生物資材ですので、希釈・撹拌後はその日のうちに使い切って下さい。
Q3.「ネフエール」の保管場所はどのようなところが良いでしょうか?
A.凍結しない所で保管して下さい。5~28℃が適温です。高温を避けるため、直射日光に当たらないようにして下さい。
Q4.「ネフエール」散布時に適したノズル口径?
A.育苗土にシッカリかん注することが目的ですので、霧状に散布する必要はなく、一般的な散水ノズルでも良いです。
Q5.「ネフエール」はスミセブンPとの近接散布はできますか?
A.スミセブンPとの近接散布は可能です。同日に処理する場合は、先に「ネフエール」を散布した後、スミセブンPを散布して下さい。
Q6.希釈水量が1~2リットル/冊とラフですね?
微生物資材を根の周囲に届けることが重要ですので、おおむねの水量で良いです。
Q7.「ネフエール」は直播栽培にも使用できますか?
「ネフエール」を最も効果的、効率的、経済的に活用するために、育苗時期がある移植栽培が前提です。
たまねぎ用(10a用/1ha用)
ネフエールの根張り促進効果
ネフエールの生育促進・増収効果
ネフエールの散布により生育促進・増収効果が確認されました。
・過去の試験結果
ネフエールの使用効果
ネフエール使用方法
ネフエールを水に混和し、育苗中の苗に1回散布します。
- 10アール用1本を10アール分の苗(トレイ約70冊)に使用します。
- 散布時期はハードニング前または移植前日の潅水期が有効です。
- 散布水量は1トレイあたり0.5リットル以上とし、上記散布時期の潅水量としてください。
- 本品は農薬と混用はできません。本品散布の前後5日間は農薬散布を避けてください。
カルホス乳剤との近接散布は可能です。
ネフエール使用方法(例)
使用上の注意
- 本品の水溶液はその日のうちに使い切ってください。
- 有効期限内にご使用ください。
- 誤飲・誤食のないように注意してください。
ネフエール普及面積
「ネフエール」Q&A ※特に使用上の留意点など
Q1.「ネフエール」は農薬との同時または近接散布はできますか?
A.「ネフエール」は、生きた微生物資材ですので、殺菌剤との同時・近接散布はできません。「ネフエール」散布の前後5日間は農薬散布を避けて下さい。殺虫剤との同時・近接散布は可能です。
Q2.「ネフエール」希釈液が残った場合は、後日の使用もできますか?
A.生きた微生物資材ですので、希釈・撹拌後はその日のうちに使い切って下さい。
Q3.「ネフエール」の保管場所はどのようなところが良いでしょうか?
A.凍結しない所で保管して下さい。5~28℃が適温です。高温を避けるため、直射日光に当たらないようにして下さい。
Q4.「ネフエール」散布時に適したノズル口径?
A.育苗土にシッカリかん注することが目的ですので、霧状に散布する必要はなく、一般的な散水ノズルでも良いです。
Q5.「ネフエール」とカルホス乳剤(殺虫剤)との近接散布はできますか?
A.タマネギバエを防除対象としたカルホス乳剤(殺虫剤)とは近接散布が可能です。
Q6.「ネフエール」散布時期の考え方について教えて下さい。
A.たまねぎでは、発芽後以降の散布効果が確認されています。事例では育苗後半のハードニンク前後のかん水時に散布している方が多いようです。
Q7.「ネフエール」はどんな圃場にも効果があるのですか?
A.一般的に低収となる傾向の耕盤層が浅い緊密圃場でも、「ネフエール」散布により増収効果があります。その効果は、作土が浅い圃場よりも、深く膨軟な圃場ほど効果が高くなることが確認されています。
『ネフエール』のお問い合わせ
十勝農業協同組合連合会 農産化学研究所
〒080-2464 帯広市西24条北1丁目1-7
TEL:0155-37-4325 FAX:0155-37-4327